義理母の場合・2・
介護保険の事を全く理解していなかった私ですが、
何かと、印鑑だの、サインだの、家族が契約をしないと、ディサービス一つ行くことはできません。
で、です。
おばあさんは、行きたい場所が決まっていますので、そこに行くために、介護認定を受けたわけです。
その経緯は私は知りません。どこの誰に頼んだのか、どうやって、ケアマネさんを呼んだのか、実際におばあさんが呼んだのかどうなのかも知りませんでした。
とにかく、そのディサービスの先生の施設に行きたい一心だったのでしょう。
イケメンでもいたのかな…(85歳のおばあさんだってイケメン好きだよね?)。
それで、まあ、介護ではなく要支援2を取ることが出来たので(それも知らないうちにとっていた。)そのディに行くことになったんですね。
そのディは半日のディで、主に運動をして、整体の先生が一人ずつケアをしてくれるらしいんですけどその先生がお気に入りだったらしいです。
介護保険を使って杖や、車いすを借りたり、お家の中を改造したりするのは、家族の同意はたぶんいらないんだと思いますけど(杖、ベッド等借りていますが、一度も契約書にサインをしたことはありません。)ディに行くための契約書には家族の同意と署名捺印がいるんです。(私の住む自治体だけかもしれません。今は署名捺印もなくなる方向ではないかと思われますので。)
その日はケアマネさんがうちにやってくることになっていて、そこで、私(家族)がその、署名捺印をするために会社を早退しました。
そこで初めて知る事実。
おじいさん(義理父)が要介護2だった。いつの間に?一応2世帯住宅ではありますが、台所以外は一緒なので当然毎日顔を合わせます。いや、いいんですよ。別に。ただ知らなかったよという話だけなんですけどね。
そしてそのディに2人で行くという話になっていてですね。ええ、いいんです。体操と整体。体にいいことはやりましょう!
私、その日はディの契約書10通ほど全部にサインと捺印させていただきました。一つの契約書に3か所ほど書く所がありまして…。
ケアマネさん:「自分で書けたら、自書してくださいね」
義理母:「そんなの書けないから、あんた、全部書いておいて。」
私:「……はい。」
義理母:「おじいさんのも私のもだからね。」
私:「……はい。」
書けるやん。住所と名前、生年月日くらいかけるやん。このまえ、水道局の契約書、私が書こうとしたら、
義理母:「あ、それ置いておいて。私が書いて、出しておくから。」
って言ったじゃん。
…もにょりながらも、ひたすら黙々と契約書10通の書き込みをし続けたあの日でした。
続く
介護はまだまだ続きます。今日も昨日も明日も。
少し調べてみましたが、介護認定をもらうためには面談が必要です。その面談は本人だけでもいいようですが…。義理母に少し聞いてみたのですが、忘れた、そうです。ほんとかよ…?