よく考えればわかること
今日は、少し嫌な思いをしました。
でもそれはよく考えれば、当然のことでした。
義理母が通っていた、医院。いわゆるホームドクター。
車で15分くらいのところ。
先生が、古い知り合いとのことで、ずっと通っていましたが、若干不条理な部分を持ち合わせた、お年寄りの先生で、小姑様は、
「あの先生、大嫌い。」
といつも言っていました。
私も何度か義理母と行ったことがありましたが、いつも看護師さんを怒鳴り、奥様に強い口調で指示をし、検査などもできないのに長時間待たされたこともあり、早く近くの若くて優しい先生に変わった方がいいよなんて、言ったりもしていました。
今後のことも考え、やっとそのホームドクターから近所の医院に変わるということになり、今までの診察の経緯を書いた書類をお願いしてあるということで、取りに行ってきてと、頼まれたのです。
「私、仕事が3時までだから、その帰りの時間に行ってもいいの?」
と、義理母に聞くと、
「嫁さんが、仕事帰りに取りに行くからって言ってあるからね。お金も払ってきてるから大丈夫。」
というのです。
診察時間は4時半から。
医院は自宅ですから、とりあえずチャイムを押しました。だめならまたくればいいと思っていました。
「すみません、書類を取りに来たんですけど。」
奥様が出られ、インターフォン越しに
「ちょっとお待ちください。」
と言われました。
しばらくすると、ドアが開き姿を見せたのは先生でした。
「非常識だな。プライベートな時間にきても渡せないからな。診察中に来い。常識を考えろ!!!」
怒鳴られました。
「す、すみません。ごめんなさい!!」
そりゃそうだ。当たり前だ。
私が悪い。
帰宅し、義理母にそういうと、
「帰りに取りに行くって言ってあったのに。もう、来ないと思って、言いたい放題だな。」
よく考えればわかることでした。
「診察時間内に来い」それは当たり前のこと。
教訓
年寄りの話を、真に受けてはいけません。
自分で常識の判断をすること。
そして臆することなく、それを、伝えること。優しく。
診察時間になり、又、医院に向かいました。
受付の奥様が私を見て、
「さっきの方?よろしくお伝えください。」
とすまなそうな顔で言いました。
いいんですよ。悪いのは私ですから。
そしてもう、くることもありませんから。
帰り道、なぜか、涙がこぼれました。
不条理に怒られると、むなしく悲しいですね。
自分は人に対してそういうことをしないように気を付けたいです。
義理母に書類を渡すと、
「3時半くらいに、医院から電話があったよ。書類もらえればもういいわ。」
先生の奥様かな?
なんか、笑っちゃいますね。泣き笑い。